県民健康管理調査

小生のところにも福島県福島県立医科大学が行う「県民健康管理調査 基本調査 問診票」が届いた。

内容は、3月11日から25日までは1時間ごとの所在の詳細。今回は7月11日までの被曝線量を調べるものなのだが、25日以降は滞在地と定期的な外出先の記入といきなり大雑把になっている。同じ場所で仕事をしている人は比較的記入は簡単だと思うが、仕事の場所が頻繁に変わる人は大変だ。この問診票には4ヶ所分しか記入できないので、それより多い人はコピーして書かなければならない。
うちの父親は屋根などの修理に飛び回っていたから、この4ヶ月だけでも仕事の現場は20ヶ所くらいになるのではないだろうか。正確に書くとなるとかなりの手間となるだろう。

それでも正確な被曝線量の把握につながるならいいが、滞在場所の放射線量の数値はどう判断するのだろうか。同じ市町村でも場所によって線量は10倍くらい違っている場合もある。詳細な線量マップなどうちの市では作ってない。もし文科省だかで発表した放射性セシウムの土壌濃度マップに基づくなら少しは正確な値に近づくかもしれないが、市役所前で計った数値でやるなら、もう無意味になるだろう。
どういう方法、基準で被曝量を計るのかわからないのだから、累積の被曝線量を推定されても無意味どころか、人によっては害にさえなりかねない。そもそも、震災後から3月23日くらいまでの放射線量は発表されていないのに、そこの扱いはどうなるのだろう?一番汚染のひどい時期の被曝量がわからないのに正確な累積被曝線量など計れるはずがないのではないか。
食べ物については、3月末までに自家栽培の野菜、果物などをどのくらい摂取したかを記入するくらい。これでどれだけ正確に内部被曝量を計算できるというのか。

これらについてわかる範囲で記入してくれというのだが、普通に考えて、こんなもので累積被曝線量を計るなど無理があり過ぎるだろう。こんなことに何十億、もしかして何百億もの金がつぎ込まれていると思うとあきれてしまう。こんな無意味なことをするなら、子供に絞ってでも尿の放射能検査にお金を使った方が有意義だろう。
福島県医大と言えば、福島県の進学高の中でも優秀な生徒が行っていたものだが、しょせん受験勉強しかできないバカの集まりだったということなのだろう。それとも長崎大の山下某が副学長になったから逆らえないとでも言うのか。本来、福島県民の健康を守る最高峰の立場であるはずなのに、悲しいばかりである。


そんなつまらない問診票は捨て置いて、風呂用の乳酸菌液の拡大培養は順調に進んでいる。6Lの容器で8本までに増やしている。

これを基に乳酸菌風呂に毎日入って免疫力を高めたいと思う。