放射能生活の注意事項について

楽天で注文していた「放射能生活の注意事項」が届いた。注文時は「メーカーに在庫確認」となっていたのだが、思ったより早く届いた。
ちなみに注文後に近所の本屋に行ったら、放射能本コーナーの目立つ所に10冊くらい置かれていた。

とりあえず米とぎ汁乳酸菌の部分だけ読んだ。前にも作り方についての心配を書いたのだが、やはり作り方についての記載が簡単、悪く言えばいい加減過ぎるように思った。
この本で紹介している作り方は、白米の一番とぎ汁をペットボトルに口切りいっぱい詰め、そのまま室内常温で約一週間放置。そして臭かったら失敗、酸っぱい匂いと味だったら成功というもの。
一応最後の方に3%の黒砂糖を加えると成功率は高くなるという記載はあるのだが、塩についての記載は一切なく、毎日2、3回撹拌するというような記載もない。
また、今は夏だからいいが、寒い時期は発酵が大幅に低下するという記載がない。飯山老師が米とぎ汁乳酸菌について発表した頃は、地域によってはまだ寒い日のあったので、ペットボトルを風呂の残り湯につけておくとか、こたつに入れる、抱いて寝るなど、人肌くらいの温度にすると発酵が進むというアドバイスがあったのだが、この本にはそう言った温度についての注意はない。この本を秋冬に読んだ人は大丈夫なのだろうか?
それ以外にも日なたは避けるというようなことが書いてあるのだが、小生は積極的に直射日光に当てるようにしていたのだが、この点でも相違がある。
小生はほとんど玄米で作っているので白米での発酵状況についてはわからないのだが、自然塩なしで物になる乳酸菌液ができるのだろうか?
正直なところ、この本の作り方では、これから秋冬に向かうことも考えると乳酸菌液の製造に、この本を参考にしただけで成功する人はいないのではないだろうか。それはせっかく放射能被曝対策に米とぎ汁乳酸菌がいいかもしれないと興味を持った人を挫折させるだけなのではないかと非常に危惧する。
飯山老師の乳酸菌運動を知らない人は多いだろうから、書籍で紹介されたことの意味は大きいと思うのだが、もっときちんと作り方を説明して欲しかった。この本を読んだ人が飯山老師のHPまでチェックしてくれるといいのだが・・・