怒りばかり

久しぶりの更新となってしまった。
木曜日には帰っていたのだが、いろいろと情報をチェックしているだけで時間が過ぎてしまう。相も変わらず胸糞悪くなる話が多い。

福島県放射線量の高い地域の子供を中心に線量計を配布することにしたとのことだ。これを放射能対策で前進と受け止めるなら御目出度い限りだ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110624-OYT1T00905.htm?from=navlp

最初にこのニュースを聞いた時には、累積の被曝量が色でわかるカード式の線量計を配るのかと思ったのだが、配るのは「目視で表示が確認できないガラスバッジと呼ばれるタイプ」ということだ。結局データが欲しいだけではないのか。もし回収後に被曝量が20ミリシーベルトを超えている人が見つかったとして、それから何か対策をとったとしても遅すぎるのではないのか?
後の祭りとしかならないようなことは対策とは言わない。佐藤雄平福島県知事は、「子供を守るため、あらゆる手段を講じる」と述べたと言うが、こんなことに何十億も使うのなら、とにかく避難に使うべきなのではないのか。県外が大変だと言うなら会津方面でもいいではないか。
ろくでもない政治家を選んでしまった県民が悪いのかもしれないが、まともに民主主義が機能していないこの日本と言う世界では余りにもツケが大きすぎる。国政も同じだ。

福島県では、小中学校までは校庭の表土を削るとか、プールは自粛とかという動きが地域によって差があるが実行されている。しかし高校となると何か対策をとっていると言う話は全く聞かない。高校野球放射能対策をとるとは言え、普通に開催されるらしい。

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9851218&newsMode=article

青春は一時とは言え、余りにリスクが大きすぎるのではないだろうか?野球に限らず、サッカーでもラグビーでも、大会に向けてずっときつい練習を積み重ねてきた子達はたくさんいるだろう。しかしその場の満足のために寿命を縮めてもいいのだろうか。後の祭りならいいだろう。しかし、後の地獄になるかもしれないのだ。

もう一つ。
震災直後、改築される赤坂プリンスホテルで被災者を受け入れるというニュースがよく流されていたが、とんでもない規制があったようだ。

http://blog.goo.ne.jp/tossnet/e/3a6d521283e54684b20c12421cb17b11

不審者対策で完全にフリーでの出入りはできないとしても、いくらなんでも規制し過ぎだろう。

日本という国は何なんだろうか。