なでしこジャパン

女子サッカーワールドカップでの日本の優勝は久しぶりに嬉しい出来事だった。小生もリアルタイムで観戦していたが、本当に良い試合だったし、日本人にとって最高の結果となった。
試合後はこのニュースで持ち切りだ。ニュースの中で小学生のサッカー少女へのインタビューなどもあった。無邪気に将来の夢を語る子供たちは微笑ましいのだが、ふと、外でスポーツをしている子ほど放射能に曝されている現実を思ってしまう。それも熱心であれば熱心なほど、外部被曝内部被曝の量も大きくなってしまっているのである。
高校野球も、球場の放射線量を確認しながら県予選が行われているが、国が決めた暫定規制値など信用できるのか?
みんながみんな甲状腺がん白血病になるわけではないだろうが、チェルノブイリ事故後、周辺で低線量被曝をした子供たちの多くに体力低下、知能低下が見られることは現地で医療活動や取材活動をしている方々から報告がなされている。
なでしこジャパンは、オシムが目指した走り考えるサッカーを体現してフィジカルに勝る欧米勢に勝ったと言える。しかし、これからの日本人はそれができるのだろうか。サッカーに限らずだが、日本のスポーツは今がピークになってしまうのかもしれない。
それでもスポーツをやるにしても見るにしても楽しんでいられるならまだいいのだが・・・
最後に、チェルノブイリの子どもたちを支援してきたNPO法人チェルノブイリのかけはし」代表の野呂美加さんの動画を紹介しておこう。

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1167