本当に怖いテレビでの洗脳

昨日たまたま「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で甲状腺についてやっていたので見た。
甲状腺と言えば、当然放射能被曝による甲状腺がんについても言及があるのではないかと思いながら見ていた。やっと最後の方で少しだけ触れていたのだが、驚いたことに「チェルノブイリ甲状腺がんで亡くなった子供はたったの15人。他はみんな治療を受けて元気にしています。」みたいなことを金地病院院長の山田惠美子とか言う医者が言っていた。この人はチェルノブイリ事故後の被曝による健康被害については実際の現場を知っている人なのだろうか?単に旧ソ連とかロシア、ウクライナベラルーシなどの公的な発表を読んだだけの人なのではないだろうか。この番組のスタッフも含めてだが、もし福島原発放射能被曝について過小評価させようと言う意図を持ってあの発言をしたのならひど過ぎる。

http://kenko.asahi.co.jp/broadcast_dtl.php?broadcastId=62

テレビはウソばかりなので今更驚きはしないが、原発ムラの御用学者でなく医者が、それも母親にもなったことがあるだろう女性の医者がさらっとウソを言うことは恐ろしかった。
小生のブログをチェックするくらいの人なら見ているものばかりだろうが、↓のチェルノブイリの現実を見て欲しい。

チェルノブイリ特集 最終回 少女の体に放射能は 衝撃的レポート('94.7)
http://www.youtube.com/watch?v=0rFYHpmta_0

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜
http://www.youtube.com/watch?v=Fgx1mcUgHnA&feature=related

チェルノブイリ「フクシマ」への教訓〈3〉"がんと生きる被ばく者の涙"
http://www.youtube.com/watch?v=29F4psKbw_s

ちょっと探せばもっともっと現地を取材した映像は出て来る。
チェルノブイリと同じことがもうすぐ日本でも日常になってしまうだろう。他人事ではないのだ。


南相馬市で飼育されていた牛の肉から規制値を大きく上回る放射性セシウムが検出され、それが広く流通していたので大騒ぎとなっている。
国がきちんとした対応をとっていないのだから、これは氷山の一角に過ぎないと思う。検査されていない食品の方が圧倒的に多いわけだし、中には数値の高い物を数値の低い物に混ぜて全体の数値を規制値以下にして大丈夫だと言い張っているような食品もあるわけだから、多かれ少なかれ毎日放射性物質を食べているのが現実だろう。
そもそも国が適当に放射能規制値なるものを勝手に高く設定して、一方的に安全だ、もちろん「ただちに影響が出るレベルではない」ので安全だと言っているだけで、日本は世界一放射性物質の規制が緩い国になってしまっているのである。この国に居る以上、もう食品による高濃度の内部被曝は避けようがないのである。
放射性物質はできるだけ体内に取り込まないにこしたことはないが、放射能地獄で生き残るには、免疫力アップで癌細胞に打ち勝つ方により力を入れるべきだろう。
その結論として小生が信じるところが飯山老師の言う乳酸菌であり、だから毎日豆乳ヨーグルトを食べ、できるだけ乳酸菌風呂にも入ろうとしているわけである。